このたび、第6回気道管理学会学術集会大会長を担当させていただきます獨協医科大学埼玉医療センター麻酔科の齋藤 朋之です。大変光栄なことと存じ、ご関係の皆様方に心より感謝申し上げます。
大会は、2023年7月1日(土曜日)に大宮ソニックシティを会場として開催させていただくことになりました。テーマは、「チームで挑む呼吸危機管理-カテーテルアブレーションの鎮静・麻酔・呼吸管理について考える-」といたしました。
本学会は、“Protect our patients from hypoxia”(われわれの患者を低酸素血症から守る)というスローガンのもと、手術室内外のすべての場所において、低酸素血症を防ぐことを目的として発足されました。気道ならびに呼吸管理はより安全になってまいりましたが、現代の医療行為は細分化、専門化され、特に「手術室外」における呼吸危機管理の医療従事者間の知識の共有不足や対策法の欠如が、時に低酸素血症による重篤な合併症を引き起こします。職種を問わず“チーム”で危機的状況を早期に察知し、情報を共有し解決していくことが不可欠と考えています。
メインプログラムとして、カテーテルアブレーション中の鎮静と呼吸管理の現状や問題点を様々な立場からご講演いただき、適切な気道管理や鎮静方法、麻酔方法を決定するためのワークショップ、シンポジウムを企画しております。また、国内外から各分野のエキスパートの講師の先生にご登壇いただき、特別講演、教育講演、MDICセミナー、ハンズオンセミナーなどを開催します。
当学術集会では、ハンズオンセミナーや対面でのホットな議論を重要視しておりますので、できる限りの現地対面開催を目指しつつ、状況次第で一部ハイブリッド開催に変更できる準備を進めております。
ポスター写真は、日本一参道の長い氷川神社になります。日本で最も暑い夏の埼玉県での開催になりますので、是非クールビズでのご参加をお願い申し上げます。多くの皆様のご参加と一般演題のお申し込みを心よりお待ちしています。
2022年9月吉日